日向と日陰があるから。
この間鑑定した際に聞かれたことにちょっとドキッとしたので、ちょっと考えてみたいと思います。
「いい点、才能はわかりました、では逆に私が持ってないもの、得られないものは?」
もちろん光が当たる場所があれば日陰となる箇所、日の目を見ない部分が出来るわけで、一人の人間がすべての人の幸せすべての人の不幸を独り占めするということはないので、両方を知ることは必要ですね。
インド占星術ではハウスの象意としてひとつ前のハウスはそのハウスの意味合いを失うハウスという考え方があります。
たとえば対人をあらわす7室のひとつ前は6室、6室は7室から見て12室目になるので、対人関係を失うハウス、つまり人と戦ったり、別れる、関わりを断つなどの意味合いがあるハウスです。7室支配星が6室支配星と絡むと喧嘩別れしやすい、離婚するかもと読みます。
ダルマハウスのとても強いハウスである9室は、仕事をあらわす10室から数えて12室目になり、仕事を失うハウスと言われます。9室は単独では幸運のハウスであり、最もラッキーなハウスといわれるのだけど…仕事にまい進するという点では妨げになるハウスなわけです。
9室に惑星が集中していたり、強い星が在住していたりすると学びにとってはとても助けになる、よき師に巡りあえ、学習を深めていく機会が与えられる人になるけど、あまり仕事が安定しない人というように読みます。理想を追いがちな人になり、現実的な力が弱くなります。
また、凶星、土星や火星やラーフ、ケートゥなどが2つ以上影響を及ぼすハウスも傷つきます。そのハウス絡みで問題が生じたり、トラブルに巻き込まれたりします。ただ、そのような事態に遭遇しても凶星の影響で頑張る力、乗り越える力、集中力も同時にもたらします。
色んな側面から考えていくこと、とらえていくことがインド占星術の醍醐味であり、難しいと感じる点でもありますね奥が深いですね。
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